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「NPOというキャリア」ってどうなの?さぁ、世界に飛び出し人を知ろう

NPO、NGOというと、ボランティアだと考えている人がほとんどだろう。確かにそういった団体もあるが、一方で、しっかりと雇用契約を結び、給与を支払い、「仕事」として世界をよりよくしていく人たちがいる。キャリアとしてのNPO、NGOに、あなたはどんな印象を持っているだろうか?

今回お話を伺った「イカオ・アコ」は、愛知県の日本福祉大学の教授が代表を務め、同大学を拠点とするNPO法人だ。イカオ・アコは、20年に渡ってフィリピンでマングローブの植林活動を行ってきた。植林した数は累計100万本を超え、フィリピンの住民の環境意識を高めることに貢献している。

自然環境をよくすることは、「地球全体」をよくすること

第二次世界大戦中にフィリピンで通信士として駐在していた知人からの誘いで、フィリピンのネグロスを訪れて植林をした後藤さん。大戦で傷ついた双方の国の友好の強化に繋がればと、ご自身でNPO法人を立ち上げ、現地フィリピンでマングローブの植林活動を行っている。

代表の後藤さんは日本福祉大学で教授を務めている

代表の後藤さんは日本福祉大学で教授を務めている

「世界の環境はすべて繋がっていますから、フィリピンで植林をすることは、巡り巡って日本、そして世界にも影響を与えます。住民の環境意識が変わらなければ、自然環境はよくなりません。例えば、悪気なく川にゴミを捨てていた山の住民は、植林の際に河口にゴミが溜まっているのを見てショックを受け、それ以来ゴミを川に捨てなくなりました」

現地の住民に植林の必要性を説明し、二人三脚で植林を進めていく。地道な作業だ。イカオ・アコは1995年の設立から植林活動を続けてきており、2013年にはついに累計植林本数100万本を超えた。現在は2020年の150万本という目標に向かって、より一層現地との連携を強めている。

大学院卒業後、新卒でNPOに「就職」

現在イカオ・アコで理事を務める倉田麻里さん。すでにイカオ・アコでのキャリアは9年になる。倉田さんは、大学院を卒業したのち、そのままイカオ・アコに就職した。当時フィリピンに赴任してみると、事務所もなく、現地スタッフもいない状態であった。ないない尽くしだったが「ここならやりたいことが実現できる」と飛び込んだ。

大学院では森林科学を学び、植林活動に活かしている

大学院では森林科学を学び、植林活動に活かしている

それからの9年間で、イカオ・アコは大きく進化を遂げていくことになる。ネグロスに事務所を開設し、さらにボホール地区にも事務所を拡大。インターン生、そして現地スタッフを採用し、彼らのための研修センターもオープンした。

今では現地スタッフは6名になり、予算は当時の3倍に

今では現地スタッフは6名になり、予算は当時の3倍に。写真は、現地高校生に「持続可能な成長のための教育」というテーマで、英語と現地の言葉を交えて授業を行っている様子。

2013年には、なんと現地でオーガニックカフェの設立まで行っている。

「我々は有機農業の支援を行っているのですが、その販路がないことが課題でした。そこで、自分たちでカフェのオープンを計画。現地の人から『おいしくて安全なものが食べられて嬉しい、ありがとうと』と言われて嬉しかったです」

カフェは、都市部ではなく、フィリピンでも「田舎」とされる地域にある。オーガニックカフェというと、日本人観光客がメインターゲットなのかと思いきや、来店客はほぼすべて現地フィリピンの人たちなのだそうだ。

オープン前後はスタッフのマネジメントで苦労が絶えなかった

オープン前後はスタッフのマネジメントで苦労が絶えなかった

みんな家族?公私を超えた濃密な人間関係

フィリピン人は、日本人よりもかなり密なコミュニケーションを取ると言われている。実際イカオ・アコでも「公私の区別はほとんどない」。職場のスタッフはみんな家族といった感じで、誕生日や結婚式はもちろん、結婚記念日のお祝いに呼ばれることさえある。「兄弟以上の関係」「娘だ」「息子だ」と言ってかわいがってもらうことも多いのだそうだ。

●●で食事会に招いてもらった時の様子

食事会に招いてもらった時の様子

濃密な時間をともにするのは、現地フィリピンの方々とだけではない。現地で共に働く日本人スタッフも同じだ。そこで得られた人間関係はまさに家族で、仕事が終わって日本に帰ってからも繋がり続けることがほとんど。その友情はまさに一生の「宝物」になることは間違いないだろう。

自ら動ける、変えられる人、一緒に仕事してみませんか?

イカオ・アコのスタッフは、人数は少ないものの、多彩なキャリアを持っている。ほかのNGOから転職してきた人や、空港職員など一般企業からの転職組もいる。

現地では、植林を主とするフィールドワークのほか、ワードやエクセルを使った事務作業、パワーポイントを使ったプレゼンテーションなども行うので、そういったスキルや経験は歓迎されるし、もちろん仕事を通じて身に着けていくこともできそうだ。

「退職に至ってしまう場合、やはり”理想と違った”という部分が大きいのだと思います。常に現地の方々とフィールドワークをしているわけではなく、事務作業のほか、現地の役所や学校の方々との打ち合わせをしたり、日本からくるスタディツアーの対応なども重要な仕事です」

20年の歴史があるとはいえ、イカオ・アコはあれもこれもお膳立てしてくれる組織ではない。自分が当事者となって動き、動かしていく力が求められる。それに関しては倉田さんの言葉が印象的だった。

「私たちが提供できるのは、ポジションではなく、場だけ。でもその場には、環境や農業を通じて世界を良くしていくチャンスに溢れています。少しでも興味があるなら、まずはぜひ、話を聞きに来てみてください!」

イカオ・アコをインターンシップとして、または正規職員として卒業した後、JICA(国際協力機構)に就職したり、子供たちへの教育に目覚めて塾に転職したりと、その後の活躍の幅も非常に広い。世界に飛び出して仕事をしてみたい方、一度話を聞きに行ってみてはいかがだろうか?

特定非営利活動法人イカオ・アコの求人詳細

雇用形態非正規職員
勤務時間・日数不定期(相談に応じます)
業務内容JICAプロジェクトの実施に当たり、現地に駐在し現地のカウンターパート(ウバイ町役場)との調整、日常の会計業務・報告書の作成業務を行う。また、JICAの主催するイベントなどに参加する。イカオ・アコが受け入れを行っているスタディーツアー・ワークキャンプのコーディネート・マングローブの植林事業・広報・渉外・PR活動も積極的に行う。
勤務地フィリピン、ボホール事務所
海外・その他フィリピンボホール州ウバイ町役場
<最寄り駅からのアクセス>
タグビララン空港から車で2時間
セブ港から船で5時間
給与給与と家賃を含めて月15~20万円を予定。経験年数・資格と能力により決定する。
昇給・賞与能力により昇給あり
諸手当ビザ代・航空券
公的出張時の交通費
社会保険海外旅行保険加入(団体負担)
休日週1日程度
休暇希望時期に帰国可能(年1回)
研修制度名古屋市内のオフィスで1ヶ月程度の研修を受けてもらいます。また、JICAフィリピン等が主催する研修には積極的に参加してもらいます。
得られるものほぼ日本人が周辺にいない環境の中で、国際協力・環境活動に集中して取り組めます。JICAプロジェクト従事者となれるので、あなたのキャリアアップにピッタリ。
必要な経験経験は問いません。やる気がある人を優先して採用します。
必要な知識・スキル・email、Word、Excel等のパソコンの基本操作が可能な方
・英語での業務遂行能力を持っている方が望ましいが、赴任当初は日常生活の英会話ができれば十分
その他条件・イカオ・アコの理念に共感する方
・フィリピンの文化を受け入れることができる方(フィリピンでは公私の区別はありません。自分をさらけ出し、全力で取り組める方を歓迎。)
求める人物像明るく、現地のスタッフらと協力して事業を勧められる人。イカオ・アコの理念に共感し、イカオ・アコのスタッフとして全力で活動できる方。現地の言葉を含め、「新しいことを学びたい」という向上心のある方。(これから学んでいこうという姿勢を重視します。)

企業概要

名称特定非営利活動法人 イカオ・アコ
住所〒477-0031
  愛知県東海市大田町川南新田229 日本福祉大学内 後藤順久宛
ネグロス事務所
┗西ネグロス州シライ市フォーチュナ団地
ボホール事務所
┗ボホール州ウバイ市市役所内
電話0562-39-3238
現地法人IKAW-AKO Japan-Philippines Partnership for Environmental Protection Inc. フィリピンNGO法人 SEC登録済み

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